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御縁 法福寺住職でございます。 本題に入る前に、お知らせを一件。 つい先日のことですが、あるお檀家さんから「もう一度身延へ行きたいなぁ」と言われました。寺に帰ると、寺族曰く「さっきお墓参りに来た方から『身延へ行ってみたい』と言われた」。 昨年の福徳ご縁参り。W総代さんとS管理委員さんのお陰で成功裏に終えることが出来ました。感謝しております。 その一方でおととしの身延団参。この場でもお声がけしましたが、結果、大型バスで行く予定のところ、応募は2名。当然に中止で、住職としての至らなさにがっかりしました。 実現するか分かりませんが、複数の方から身延参りの希望が聞こえてきましたので企画してみようと思います。次はいつ企画できるか分かりません。「折角の機会だから行ってみようか」という方、是非ともお声がけください。時期については、みなさんで相談したいと思います。 さて、わたくしごとで恐縮ですが昔話をさせてください(以下、出てくる数字は当時のもののつもりですが、記憶違いがあるかも知れません。)。 横須賀では「連合生徒会」と銘打った中学校生徒会相互の交流があります。いくつか行事があるのですが、最大のものが夏休みに二泊三日で開催されていた「リーダースキャンプ」です。 「キャンプ」と言っても 飯ごう炊さんをしたり、テントに泊まったりはしません。三浦市も含む市立中学校27校から集まった生徒会役員が、目の当たりにしている課題を解決するため、よりよい生徒会活動を展開するため開催されています。 8つの分散会に別れ、「今、うちの中学校ではこのような取り組みをしています。こういうところは成功していますが、このようなところが悩みです」という発表(基調提案)に対し、「こういう方法があるのでは」、「うちの中学校でも同じような悩みがありましたが、このような対応をして解決しました」というような感じに意見が交換されます。 話し合いのみならず、合唱やレクリエーション、広報の書き方の講習などもありました。 (法話の席では、実際にレクリエーションを体験頂きました。) 中学3年生のわたしが参加したとき、担任をして下さったのがM先生です。「武山中の島田です。放送委員長をしています」などと自己紹介しました。 それから8年ほど経った後、非常勤で中学校に勤め始めたのは、御存知の通りです。 初めて一教員として中学校に行き、職員室で先輩の先生方とお目にかかったとき、目の前にいらしたのは、誰あろうM先生です。 リーダースキャンプには200数十人の生徒が集まります。毎年開催されていますので、当然覚えているはずもありません。その前提で自己紹介をしようとしたところ、M先生は、開口一番「島田くんだよね、武山中の。確か放送委員長だったかな」とおっしゃいました。 とても驚きました。 先生は、リーダースキャンプが、生徒会の顧問をされている先生や生徒会活動に興味のある先生の集まり「生徒会指導研究会」によって運営されていることを教えて下さいました。M先生に驚くと同時にあこがれを抱いた私は、生徒会指導研究会に入れて頂きました。 そこで出会ったのが、H先生です。H先生は、M先生の先輩にあたる先生です。生徒として参加した「放送活動交流会」を始めたのがH先生であることをこの時知り、驚いた記憶があります。 H先生…、Hさんと聞いていかがでしょうか。何か気づく方はいらっしゃいますでしょうか。…そうです、寺報『石蕗(つわぶき)』第40号からエッセイを掲載させて頂いております。 第40号を掲載承諾のお礼に複数冊お送りしました。H先生は、そのうちの一冊をお友達に渡して下さいました。 そのお友達がH先生のエッセイに刺激を受け、なんと寺報『石蕗(つわぶき)』に寄稿して下さいました。それが、第41号『どくしゃのひろば』(Kさん)です。H先生が結んで下さった新たな御縁でした。 そのH先生が、寺泊にいらっしゃったのは昨年夏のことです。この辺りのことはお正月にお話し申し上げましたし、寺報『石蕗(つわぶき)』第41号『年頭の挨拶』に書きましたので、そちらをご参照頂きたいところです。 そこには「生徒会指導研究会でお世話になった別の先生…結婚披露宴に出席頂いた方々…と(わたしの)息子との新たな縁を結ぶと(H先生が)約束下さいました」とあります。大抵こういう話しは「今度会おうね」というようなものと同じで、実現できないのが大抵です。 ところが、さすがはH先生。寺泊にいらっしゃった行動力をもって、なんと、この約束を果たして下さいました。 さきほどのM先生、それからK先生…長くなってしまいますので、K先生との御縁については別の機会に譲りますが、簡単に申せば、H先生同様、生徒時代にお世話になっていたことを臨時教員になってから知った、という先生です…、このお二人と息子との縁を結んで下さり、そのついでに、わたしも結婚披露宴以来の再会を果たすことができました。 このように、寺報『石蕗(つわぶき)』にKさんが寄稿して下さったのも、M先生やK先生と20年ぶりの再会を果たせたのも、全てH先生のおかげです。 H先生のおかげで、縁を濃くすることができております。 日蓮聖人は、「善知識たいせちなり。」と、おっしゃっております(『三三蔵祈雨事』)。善知識とは、誤解を恐れずに一言で申せば、善良なる縁のことです。 このように、仏教では縁をとても大切にします。 法華経には、常不軽菩薩さんという菩薩さんが登場し、こうおっしゃったと書かれています。「我れ深く汝等(なんだち)を敬う、敢えて軽慢(きょうまん)せず。所以(ゆえ)は何(いか)ん。汝等 皆 菩薩の道を行じて、当(まさ)に作佛することを得べし」。 「あなたは佛様になる人なので、深く敬います」と言いながら近くにいる人達を拝んだそうです。するとどうなったか。言われた人の中には、怒って石を投げる人もいました。それでも、常不軽菩薩さんは石が届かないところまで逃げ、「あなたを敬います」とおっしゃいます。 怒って石を投げてしまうような人は佛様になれない、と思われるかも知れません。しかし、実際は逆です。常不軽菩薩さんのこの振る舞いにより、このような人達も又、佛教と縁を結ぶことが出来たので、いつかは佛となることが出来る、と説かれているのです。 いま、「逆」と申しましたが、これを「逆縁」と言います。 一方、みなさんは、順調に佛様と御縁を結んでらっしゃいます。これを「順縁」と言います。折角の順縁です。これからも一緒に佛の道を歩んで頂くことをお願いし、解説の行とさせて頂きます。 令和8(2026)年春季彼岸会法話より
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