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お釈迦様がさとられた内容
お釈迦様は人々が受けている
(1)生きてゆく為の諸々の苦しみ
(2)老いてゆく苦しみ
(3)病気にかかる苦しみ
(4)死の苦しみ
などから いかにしたら救われるかを きわめる為に、修行に入られました。そして35歳の12月8日にさとりを得られました。
その内容とは
(あ)地球上の一切のものは移り変り、永遠不滅のものはなく よって起こっている。
これを「縁起」という。
※一粒の種子をまけば必ず美しい花が咲くとはかぎらない。土壌や日光、雨、肥料という種々の条件がそろわなければ美しい花は咲かない。この条件を縁という。従って万物は全て互いに縁となって、それらのつながりによって存在しているものである。
(い)人間は縁によって生死の苦をくり返している存在である。
(う)いかにしたら生死の苦から逃げれることができるか。
それには、真理に無知で全てを自分本意にしか考えない執着する迷った心を、除かなければならない。
(え)苦の原因である迷った心を除くには八つの正しい道の修行が必要である。
八つの正しい道とは…
- 正しい見解
- 正しい決意
- 正しい言葉
- 正しい行為
- 正しい生活
- 正しい努力
- 正しい思想
- 正しい瞑想
であるが要約するならば
● 正しくものを見て考えること。
私たちは自分に都合のよいような色メガネでものを見ようとするから、正しく見ることができない。まず我執、我欲のメガネをはずして見る、考えることが必要である
● 正しい規範に基づく生活をすること
● 心を整えること
といえる。
このようにさとられたお釈迦様は、この修行の実践方法を種々の経典を通して私達に教えておられます。
寺報『石蕗(つわぶき)』第3号より
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