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求められている姿
「花を見て喜ぶよりも、花を咲かせて人を喜ばせたい」
今の世の中、全て自分中心に考え行動している人が多くなっています。自分中心ということは、他人の痛みがわからないと言うことです。この為、暮らしにくい世の中になってきています。
今こそ我々一人一人が「人に喜んでもらう為に花を育て咲かせる」という心を持つ自覚が必要といえます。
先般、あるテレビ局の番組に脳神経外科医の福島孝徳さんという方が出演されていました。この方は脳手術の中でも特に難しいとされる手術をされる方で、外国でも多くの手術を行っておられます。
福島さんは番組の最後に次のように言われました。「一日も休まず人を救いたい。従ってゴルフに行っても、その時間がもったいなく感じる。その時間に手術すれば何人もの人が助かる」と。
この姿こそ、今我々に一番求められていることだと思います。
寺報『石蕗(つわぶき)』第17号より
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