|TOP|
仏事あれこれ 目次
前ページ

 法事などであげる塔婆には、どういう意味があるのですか?(寺泊H氏)


 語源的には、古代インドの言葉「ストウーパ」を漢字に音訳したものが「卒塔婆」であり、これが更に「塔婆」となったものです。
 「ストウーパ」とは、お釈迦様のお骨を納めた塔のことです。この塔のことが インドから中国をへて日本に伝えられ、五重塔となりました。五重塔はお釈迦様をうやまい、なつかしむ気持を表現したものとして建てられました。
 しかし五重塔は簡単にはつくることができません。そこで簡単に五重塔を作ることを考えだしました。それが角塔婆であり、板塔婆です。ですから塔婆には上の方に四つのきざみこみがあり、五重に形づくられています。
 ところで、私達は故人の追善供養の時に 何故板塔婆を立てるのでしょうか。
 日蓮聖人が中興入道どのに出された手紙に次のように述べられています。
「お施餓鬼の時はもちろんとして、一周忌、三回忌、七回忌にあたった時や、亡くなった人の命日などに塔婆を立て、その面に南無妙法蓮華経と しるしなさい。・・・今はなき父や母も 塔婆を立てて供養してもらった功徳によって、日月がやみを照らすように、あらゆる全ての悩みから解放されて、安楽な世界で、心しずかに安らぐことができる。それと共に塔婆を立て供養した人は、自分の寿命をのばすことができ、死んでから後は、父や母と同じように霊山浄士に生まれかわることができる。」 と。
寺報『石蕗(つわぶき)』第8号より

次ページ
仏事あれこれ 目次
|TOP|